福島県土地改良事業団体連合会(水土里ネット)の主催で、NPO法人あぶくま地域づくり推進機構、古殿町、JAあぶくま石川女性部古殿支部でつくる実行委員会の共催。中山間地域が面積の多くを占める阿武隈地域の森林と水の環境について知ってもらおうと、昨年の葛尾村に次いでの開催となりました。
古殿町役場庁舎前で開いた開会式では、水土里ネットの佐藤善文・環境整備部長がイベントの目的について説明し、岡部光徳・古殿町長が地元を代表して歓迎の挨拶を述べました。NPO法人あぶくま地域づくり推進機構の吉田敏八・理事長があぶくまの地名の由来などを紹介し、イベントの開始を宣言しました。
参加者のみなさんは鎌倉岳に移動し、遊歩道を散策。森の案内人のガイドで、約1時間半の行程を落ち葉の絨毯を踏みしめながら歩きました。カツラやケヤキ、ブナなどの古木に触れ、イワウチワの群生地に感動し、自然の美しさを満喫していました。
昼食はJAあぶくま石川女性部古殿支部のみなさんの手作り料理を召し上がっていただきました。地元の食材を使ったおにぎり、けんちん汁、こんにゃくのおでん、珍しい山菜とミニトマトのパウンドケーキなどが振舞われました。
午後からは福島森林管理署白河支署の田村喜行・業務課森林ふれあい係長が「森林と水の大切な働き」と題して講話。引き続き森の案内人の指導で木工クラフトに挑戦しました。間伐材やどんぐり、松ぼっくりを使ってストラップや人形など、思い思いの工作を楽しみました。閉会式ではお楽しみ抽選が行われ、古殿町産の新米コシヒカリ、こんにゃく、野菜などがプレゼントされました。また、今後の資料としてアンケート調査を実施、参加者みなさんから感想などを寄せてもらいました。
雨に見舞われ、厳重装備の参加者
古殿産の食材を使った昼食に舌鼓
間伐材を使って木工クラフトに挑戦
森林と水の大切な働きについて学んだ講話