２０１６年６月１２日、５年３ヶ月の避難から帰還が実現しました。７月１日に、葛尾村役場を訪問し、ご挨拶いたしました。
　待ちにまった帰村ではありますが、現実はまだまだ厳しいものがあります。６月末日現在で帰村した住民は６１名しかいません。　帰還した市町村の共通課題は、若い世代が戻らないことです。葛尾村も例外ではありません。

　当会は、東日本大震災以前は、葛尾村にある活性化センターに入居し、村と連携を図りながら事業を継続してきました。しかし、現在、活性化センターは、食品の放射性物質検査場になっており、以前の場所に戻ることができません。

他にも、事業再開を目指すも、まだ環境が整わず、実際の営業開始は秋以降（冬に近い時期）になりそうとの話も聞こえてきます。
　今後一歩一歩ずつではありますが、元気な葛尾村を取り戻すまで、当会も手を携えていくつもりです。