若い世代の力を結集「たなぐらまちづくりメイト」

 棚倉町、塙町などの30代の仲間8人で活動する地域づくり団体が「たなぐらまちづくりメイト」です。設立のきっかけは2016年4月に開催された十万石棚倉城まつりの後、現在代表を務める後藤裕真さんの声掛けで、みんなでごみ拾いをしたことでした。。

 後藤さんは町外で福祉関係の仕事をした後、Uターンして家業の工務店で働いています。棚倉町商工会青年部にも所属し、先輩の地域づくり活動を見て、「自分も棚倉町をもっともっと活気あるまちにしたい」との思いが強くなったそうです。後藤さんの思いに共有した仲間8人と活動を始めました。

 地道な活動を続け、2018年12月16日には棚倉町立図書館の多目的ホールを会場に、『まちづくり講演会「2つのマルシェ」』を企画開催しました。※写真最下段
 
講師:合同会社ふくわらい代表 中村郁子氏
「物を売って人と地域をつなぐ!横浜発たなぐらマルシェ」
さめがわdeマルシェ実行委員会委員長 関根巨樹氏
「マルシェを通じて体験した人づくり、村づくり」

 当日は、予定を越える方々の参加を得て盛会となりました。講演会開催のご苦労をお聞きすると、「実は、講師をだれにするか迷いました。なかなか決まりませんでした。ほかの地域で開催された講演会などにも勉強と講師探しを兼ねて出かけました」と後藤さんが打ち明けてくれました。

「地域づくりは、他の団体や地域との連携も大切だ」と後藤さんは考えています。イベントに積極的に屋台を出店したり、他の団体とも情報交換などにも注力しています。

 「まだ、活動を始めたばかりです。メンバーもそれぞれ仕事もあります。仕事も、家庭も、地域づくり活動も、仲間と力をあわせてやっていきます」と後藤さん。また一つ、棚倉町を中心とした地域を元気にする団体が誕生しました。

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