塙町では、平成13年のふくしま未来博への出展をきっかけに「ダリア」を町の花とし、出荷販売に力を入れて、今ではダリア栽培では全国でも3本の指に入ります。多くの品種の中から、人気があり6月から12月にかけて販売できる品種を選んで栽培しています。
現在、町内の栽培農家は17件。そのほとんどが水稲等との兼業で、60~70才代の方々が中心です。後継者と共に栽培に関わっている方は少なく、年々生産戸数も減っています。
そんな中で、新たな品種開発や栽培技術の実証圃場での栽培を担っているのが、3名の地域おこし協力隊員です。町の中心部に位置する農地で、露地栽培とハウス栽培(5棟)を、指導者の多田永典さん等を含めた5人で行っています。
協力隊員の仕事は、ほぼ1年中畑やハウス内での作業です。有機栽培にこだわり、竹の粉末を活用しながら、土づくりも行っています。成長時には、脇芽を取り、脇芽からの苗づくりにも挑戦しています。
今年はハウス・露地畑で94種類の品種を栽培しています。来年の東京オリンピックにおいてメダリストに贈るヴィクトリアブーケの採用を目指して開発した新品種「メダリスト」の栽培も開始しました。(日々の活動情報はFacebook/塙町地域おこし協力隊をご覧ください)
今年1月から配属になった原沙織さんは、農作業は初めての体験。「忙しい日々ですが、だが、きれいに咲いた花を出荷できることは楽しみでもあり、張り合いにもなっています」と沙織さん。
塙町では、ダリア栽培や地域振興の活動を担う地域おこし協力隊員(2名)を募集しています。花栽培に関心のある方、ダリア栽培の技術を学んでみたい方は塙町までお問合せ下さい。
塙町地域おこし協力隊についての問い合わせ(定員となるまで募集)
塙町役場:まち振興課 地域づくり係
http://www.town.hanawa.fukushima.jp/page/page000896.html
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