皆さんは、地域プロジェクトマネージャーという仕事をご存知ですか?
地域プロジェクトマネージャーは、都市部等から住民を受け入れて任用し、各市町村の重要プロジェクトを推進してもらうものです。重要プロジェクトを実施するためには、地域、行政、民間などが連携して取り組むことが不可欠。そうした関係者間の橋渡しをしながら推進し、自走化に向けた手立てを講じながら地域活性化に取り組まなければならない重要任務です。
伊達市では、サイクルツーリズム×交流をテーマにした廃校活用プロジェクトを始めるにあたって、地域プロジェクトマネージャーを募集しました。
2022年8月、このプロジェクトのマネージャーが誕生しました。埼玉県出身の古賀基生さんです。
古賀さんの前職は大手企業の会社員ですが、青春の大半をラグビーに費やされたアスリートでもある経歴の持ち主です。「ケガでラグビーはやめました。が、リハビリの一環で始めた自転車にはまり、現在も所属する自転車百哩走大王を知り入会。活動しているうちに事務局長もつとめた」そうです。
「実は、地域プロジェクトマネージャー募集も、コロナから再開となった大会をSNSで探しているときにたどり着きました」。
福島に自分のやりたいプロジェクトがあった
募集プロジェクトは、伊達市月舘地域の「旧小手小学校」を、サイクルツーリズムに特化した宿泊施設、地域住民の交流の場づくり、飲食スペースなどを設置し、賑わいの創出・集客を通じた地域活性化めざすものでした。
「これを見たときに、小学校を自転車を持ち込める宿泊施設に・・・。誘客なども手掛ける、町に自転車を走らせる、小学校を使って子供の夏休みの自由研究のヒントを出せる場所にできそう。とりあえず遊びに来た人が、楽しかったと思って帰れる場所にも使えそう」と、アイディアがどんどん浮かんで来たと古賀さん。
翌年には役職定年を迎える時期だった古賀さんは熟慮の末、「老け込むのはまだ早い、もう少しゴリゴリと仕事をしたい」と応募を決意します。
就任から7ヶ月の今、古賀さんは、2023年グランドオープン予定の旧小手小学校リノベーションと、サイクリストにやさしい町を目指した取組みに力を入れています。
「サイクリストに手を振って応援してください」と古賀さん。気持ちよく走行できる穴場が豊富な伊達市をもっと多くのサイクリストにアピールするには、サイクリストを受け入れる側の姿勢も大事だということでしょう。
旧小手小学校がサイクルツーリズムに特化した、お客様が自転車ごと泊まれる簡易宿泊施設に生まれ変わる日も間近です。スポーツ観光誘客のモデルケースになることも期待され、古賀さんの手腕への期待も膨らみます。
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