旅を通して人と人とが結び合い、幸福になれるようなお手伝いをしたいと矢祭町で旅行業を開始したのが小室雅喜さんです。
2019年、家業のガソリンスタンド(小室正商店)で働く傍ら、次の一手にと「国内旅行業取扱管理者」の資格取得をめざしていた小室さん。矢祭町主催の「矢祭未来構想アカデミー」に参加し、旅行業に関連した地域貢献型ビジネスがあることを知り、「趣味の自転車を活用したサイクルツーリズムにビジネスチャンスがあると感じた」そうです。
2020年、旅行業を開始しようと準備を始めた時期と重なるように新型コロナの感染が拡大。旅行業界は真っ先に打撃を受けましたが、むしろ準備期間として、ゆっくりと事業を練ることができると捉え、6月の営業開始に向けて着々と計画を進めました。コロナ渦でも、感染対策を講じて自然を体感できるサイクリングを通し、福島を楽しんでもらおうと檜原湖の周遊のモニターツアーを実施。今後は、サイクリングをしながら地元農家住民の方との交流できる阿武隈地域での「縁側カフェ」の企画も予定しています。
「2025年までに東白川郡を訪れる人を1000人増やし、地域の魅力を発信していきたい」と話す小室さん。外国人への発信のために「福島地域限定通訳案内士」の取得にも取り組んでいます。
地域の人との結びつきを大切に、サイクリングに特化したツアーを提供する『みやびストリートツーリズム』は新たな企画を準備中です。
■みやびストリートツーリズム
代表 小室雅喜
住所:963-5118 東白川郡矢祭町大字東舘字石田19-3
TEL:090-8330-1363
Mail:miyabistreet#sky.plala.or.jp(’#’を’@’に変更してご利用下さい)