長寿国日本と呼ばれて久しい。人生100年時代とまで言われるようになり、さらに近年は長寿だけでなく「健康寿命」が大きくクローズアップされています。単に長生きするだけでなく、周囲の手を借りずに身の回りのことが自分で出来る健康寿命が重要視されています。
この健康寿命に大きな関わりを持ちそうな特徴を持つカフェが、田村市船引町にオープンしたのでお話を伺いに行ってきました。訪れた場所は、田村市船引町の国道288号線と国道349線が交わる付近で、店名は『nda焙(んだばい)』。経営者の橋本妙子さんは、現役の声楽家でもあり、インタビュー中はハリのある美声と溢れんばかりの笑顔に引き込まれました。
橋本さんは、幼い頃から祖母の作る発酵食品に興味を持ち、いつしか発酵食品に魅せられてしまったそうです。「発酵食品は身体に良いもので、健康的な生活を送るうえで欠かせないものだと食文化で実証されたことで、この発酵食品を田村市から発信したいとカフェのオープンにこぎつけました」。
ここでは、福島県産の米と田村市で採れた野菜を使ったランチ、甘酒や味噌や漬物などたくさんの発酵食品を提供・販売しています。ほかにも福島県産の玄米コーヒー、ライスバーガー、甘酒スムージー、甘酒スカッシュ、米粉フィナンシェもおすすめです。
「お茶は家の中で飲むという文化だったのですが、これからはnda焙のようなカフェに出向いて、居合わせたお客様同士、楽しくおしゃべりして欲しい」と橋本さん。「家から外に出ることでリフレッシュにもなり、仲間同士の楽しいひとときで笑顔にもなる。さらに発酵食品を積極的に摂ることで健康寿命も伸ばすことにもつながっていく」と話します。
「いずれは店舗を増やして、健康寿命を伸ばす発酵食品を若い人にも伝えていきたい」とのこと。その思いを熱く語る橋本さんは若々しく健康的で、声楽家らしく常に明るく麗しい声でした。
〒963-4312 福島県田村市船引町船引字舘柄33(GoogleMap)
TEL:0247-61-5116
Instagram https://www.instagram.com/nda.bai/
トップ画像:『cafe nda焙(んだばい)』 店舗入り口にて代表の橋本妙子さん
画像:福島県産の米と発酵食品が売られているコーナー
画像:綺麗な店内に設置してある自慢の焙煎機