業務の効率化を図りつつ、川内村の魅力も発信を担う  中野航太さん(川内村)

▼神戸市生まれの青年は・・・

 兵庫県神戸市で生まれた中野航太さんは、5歳から高校卒業までを明石市で過ごしました。青春期の友達や学校になじめない時期、話をよく聞いてくれた心療内科の先生に憧れ、関東の大学で心理学を学びました。卒業後は関西に戻り販売営業などの仕事を経験しました。京都に本社のある日本茶専門店では、ネットでの販売のためホームページ等の管理にも携わるようになりました。

▼学んだことと関心のあること、両方かなえたい

 仕事で関わったホームページ作成を学ぶ中、情報発信は、まちづくりにも関わっていることを知り、その両方を体験できる仕事をしてみたいと退職。そしてめぐりあったのが川内村のDX推進担当地域おこし協力隊の募集だったのです。

▼始めての東北、そして川内村

 オンラインの面接を経て中野さんは、2024年12月からの就任に合わせ、川内村に移住しました。これまで過ごした関西・関東の都市部との人口密度の差に驚きつつも、「はじめてキツツキやフクロウを見た感動は忘れられない」と話します。「マイナス8度を体験したのも初めてでした。でも雪はきれい。これから春の桜も楽しみ」と。慣れない車の運転でも、ドライブの楽しみを見つけたようです。

▼これから

 川内村ではDX推進課が設置され、村外に向け村の魅力が発信されています。2024年秋には村内のキャンプ場やカフェ、公共施設を会場にワーケーションイベントが開催され、豊かな自然が好評だったようです。これにあわせ村では村中心部の高台に「川内村ワーケーション拠点整備事業(まちなか拠点)」の建設を進めています。

中野さんのこれからは、川内村の魅力を発信するホームページ制作や役場での業務効率化を図るための支援、村内企業のDX推進が主な業務となります。「まだまだ学ぶことはたくさんあるが、村のたくさんの魅力を見つけて発信していきたいです。」

(2025年3月25日取材S)

■名称 中野航太さん 地域おこし協力隊

(民間企業受け入れ型:株式会社デジタルかわうち)

■住所 福島県双葉郡川内村内

写真トップ:事務所での中野航太さん。現在の常駐は一人だが、春にはスタッフ増える予定

写真2:始めての川内村。村内の人たちに温かく迎えてもらっている。有志開催のバレーボールのイベントに声を掛けられ参加した中野さん(でもスポーツの経験は授業だけだそうで・・・)

写真3:里山に囲まれた川内村。身近に野鳥の声や姿を見ることのできる川内村が気にいっていると中野さん。山並みが桜色に染まる景色も楽しみにいている。