あぶくま人づくり塾
あぶくま人づくり塾は、さまざまな課題を抱える阿武隈地域において、これからの地域づくりの担い手となる人材育成を目的に令和4年度から開催しています。地域づくりへの関心をさらに強め、実践に移ろうという意欲づくりを目的としています。キックオフ講演会でその概要を学び、さらに広く、深く学びたい人のために、2回のワークショップを用意しています。
講師 石井 大一朗 氏
プロフィール
国立大学法人宇都宮大学地域デザイン科学部教授、ふくしまつぎのまなび研究会共同代表
1972年生まれ。2016年に神奈川県から栃木県に移住。大学の研究教育とともに、神奈川県、栃木県、福島県で自治会町内会をはじめとした地域活動支援やコミュニティビジネスの活動支援に15年関わる。活動のモットーは「1人で見る夢は夢に終わる。3人いれば始められる。5人集まれば何だってできる。
キックオフ講演会
2024年7月12日(金)
会場:三春町・さくら湖自然観察ステーション
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第1回ワークショップ
2024年8月23日(金)
会場:平田村中央公民館(ハレスコ)
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第2回ワークショップ(合宿&交流会)
2024年10月18日(金)~19日(土)
会場:田村市・スカイパレスときわ
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7月12日(金)に「あぶくま人づくり塾」キックオフ講演会を開催しました
チラシはこちらから
日 時:7月12日(金)13:30~16:30
会 場:さくら湖自然観察ステーション(三春町)
テーマ:地域づくりは人づくり3人からはじめる地域づくり
講 師:国立大学法人宇都宮大学地域デザイン科学部 教授 石井 大一朗 氏
参加者:会場参加33名、オンライン参加17名、合計50名
講師の石井大一朗先生も3年目でおなじみになりましたが、地域づくりは課題解決ではない、という持論には、多くの方が目からうろこでした、と感想を述べられていました。
講演会では限られた時間でしたが、次回からはワークショップでじっくりと話を聞き、考え、仲間を作る、という時間を持つことが出来ます。
石井先生の当日資料はこちらからご覧になれます。
8月23日(金)に「あぶくま人づくり塾」の第1回ワークショップを開催しました
日 時:8月23日(金)13:00~17:00
会 場:平田村中央公民館 ハレスコホール
講 師:国立大学法人宇都宮大学地域デザイン科学部 教授 石井 大一朗 氏
参加者:16名
会場の平田村中央公民館(愛称ハレスコ)は昨年3月に新装オープンしたばかり。トレーニングジムも完備した複合施設で、初めて訪れた参加者の方々も興味津々で真新しい施設を見学されていました。
講師の石井先生も最初は予定された時間は長いので早めに終わりますなんて予告をされていましたが、皆さんの熱意がすばらしく、結局時間ギリギリまで盛り上がりを見せていました。
ワークショップでは3人1グループで石井先生から出されるお題に取り組んでいただきました。石井先生も色々なグループに顔を出しながら、皆さんとの情報交換を楽しんでおられました。
次回はいよいよ1泊2日の宿泊ワークショップです。今回の学びをさらに深めると共に、あぶくま人づくり塾の目的の一つであるネットワークづくりもさらに深化することを楽しみにしたいと思います。
石井先生の当日資料はこちらからご覧になれます。
10月18日(金)~19日(土)に「あぶくま人づくり塾」の第2回ワークショップを開催しました
日 時:10月18日(金)13:00~19日(土)12:00
会 場:田村市・スカイパレスときわ(田村市常葉町山根殿上160)
講 師:国立大学法人宇都宮大学地域デザイン科学部 教授 石井 大一朗 氏
参加者:13名
今回の会場は標高800mにあり、「スカイパレスときわ」の名に恥じない360度の景色が楽しめる場所にあります。残念ながら、初日はあいにくの曇り空で、一時はほとんど視界がきかいほどの濃霧の中での開催となりました。
今回のワークショップでは、講師の石井先生から事前に課題が出されていました。お題は2点あり、ファシリテーションで工夫している点、そしてそれぞれの企画するプロジェクトについてその内容を詳しく記述する、というものでした。この事前課題の成果もあり、ワークショップではいつもより濃い目のグループワークが展開されていました。
今回は合宿式でしたが、都合で初日しか出られない方もいて、初日のみの方から優先して、各人の企画案の発表があり、石井先生はもとより、他のメンバーからも懇切なコメント、アドバイス等が出され、それぞれ付箋に記録してご本人のよいお土産となりました。
2日目は朝はどんよりとした空でしたが、徐々に晴れ間が広がり、午前中のワークが終了する頃には、隣の鎌倉岳も見事な雄姿を見せてくれていました。そして、そんな気持ちのよい空気感の中、引き続いて残りのメンバーの発表、コメント、付箋の記録が繰り返され、最後は少し駆け足気味でしたが全員の発表を終えることが出来ました。
また、2日目は、前日の夜から、昨年、一昨年の塾生が駆けつけてくれ、夜の懇親会、そして2日目のワークにも参加してもらって、この塾の大きな目的の一つとしているネットワークづくりが、その輪をさらに広げることが出来ました。
今回のワークショップで今年のあぶくま人づくり塾の公式プログラムは終了となりますが、ここで出来たネットワークを生かして、それぞれの地域での活動をさらに活発なものにしていっていただければと願います。
石井先生の資料は次の項目をクリックしてご覧ください。
〇特別プログラム:近隣施設の視察
2日目の午後、希望者のみの参加で、近隣施設2か所の視察を行いました。
1.特定非営利活動法人あぶくま山の暮らし研究所(田村市都路町古道字蒲生河原26-1)
今回のワークショップにもご参加いただいていた団体で、「阿武隈150年の山」の構想の下に活動をされています。事務所にお邪魔し、詳しい活動紹介等をしていただき、さまざまな課題に向き合いながら、活動が広がっている様子を感じることが出来ました。
2.株式会社ホップジャパン(田村市都路町岩井沢北向185-6 グリーンパーク都路)
クラフトビールのブルワリーを経営する会社ですが、ホップ栽培を起点に、ビール醸造、販売・飲食、加工までの6次化を果たすとともに、ビール粕を畑に戻したり家畜飼料とするなど、地域循環の仕組みづくりを目指して運営されています。醸造担当の方からビールの製造工程の話も詳しくお聞き出来、生のホップの香りも体験させていただきました。